MOTOは創業1971年の日本の老舗レザーアイテムメーカーで、正式名称は「LEATHERARTS&CRAFTS MOTO(レザーアーツ&クラフツモト)」と言います。
世界で初めて「革の人形」ジャンルを確立した本池秀夫氏が創業者で、鳥取県米子市に本拠地を置き、東京の北青山と南青山にも進出しています。
現在は息子兄弟2人を中心に活躍しており、品質、デザイン、エイジングが大変優れている革製品を作成!
息子兄弟は幼い頃から父に革細工を教えられながら育った凄腕の熟練職人!
MOTOの説明はざっくり言うとネイティブアメリカンやモーターサイクルカルチャーに影響を受けたメイドインジャパンクオリティの財布を作るメーカーと言えば分かりやすい!
925シルバーを使ったオリジナルコンチョが付いた財布も多く展開しており男心をくすぐられます!
革の魅力を引き出すのが非常に上手いメーカーでもあり、各素材が持つ異なる魅力を最大限に生かした豊富な財布シリーズを出している。
MOTO(モト)の革財布を探していた方は必見の記事です!全8シリーズを詳しく紹介していきます!
MOTOの革財布の経年変化(エイジング)と名前の見方
MOTOの革財布は素材も良いし品質も良く、エイジングによる変化も良いので購入後に使い込む事も楽しめてオススメです!
上の画像は新品と2年使用後の比較ですが、ツヤと色味が増して形もクッタリとして馴染んでいるのが分かります!
ここまでエイジングすると愛着が湧き手放せなくなりますね!
そんなMOTOの財布を手に入れるにはわざわざ店に行かなくとも公式サイトから購入可能で、しかもとても見やすいサイトを持っています。
しかし、公式サイトで財布を確認した時に全財布がパソコンやスマホの画面にズラリと並び、財布の名前にはアルファベットが並んだ記号の様な名前が付いています。
名前の見方は一例を上げるとわかりやすいので説明。
「LW1R」という名前の財布があるとすると「LW1」は「ロングウォレット」、つまり財布タイプ表しているので公式サイトでも写真を見れば長財布なのか二つ折り財布なのか分かるので気にしなくてよいです。
気にするのは数字の後に来るアルファベットで、「LW1R」の場合は「R」の部分となります。
ちなみに「R」が付いていたら「マットバケッタレザーシリーズ」です。
この部分はシリーズを表しており、「R」や「C」など、または何もない表記なしもあります。
MOTOの革財布を全部紹介!
まだピンと来ない方もいると思いますが安心して下さい、この記事では各シリーズ毎で分かりやすくまとめて紹介しています!
難しく考える必要はありません、この記事でMOTOの各シリーズを見て「この財布の雰囲気がいいな!」っと思ったシリーズが貴方の好きなMOTOの財布シリーズです!
この記事を見終わる頃にはかなりのMOTO通になっているはず!
マットバケッタシリーズ(数字後R表示)
税込10,000~38,000
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モヤモヤっとした様なスモーキーな濃淡模様がなんとも格好良い雰囲気を出しているのがマットバケッタレザーシリーズです。
マットバケッタレザーはイタリア製の牛革ながらも質感は日本の和紙に近くザラっとしており、スモーキーな表情は霧(キリ)がかかる山や海を想像させます。
更にエイジングが楽しみな素材でもあるので購入時のマットな表情は光沢が生まれ、ザラつきも無くなりツルッとした質感へと変化してくれる。
ジップロングウォレットや二つ折りウォレットなど多くのタイプが出ており、カジュアルでもフォーマルでもどちらでも似合います!
スモーキーな表情と女性が使っても違和感がない位の「綺麗さ」を感じるカラーバリエーションも魅力!
財布の名前の数字の後ろに「R」と「マットバケッタ」と表記されている商品がマットバケッタシリーズです。
手染めシリーズ(数字後D表示)
税込14,000~40,000
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イタリア製牛革イタリアンカウハイドに手染めで染めた革財布を展開するのが手染めシリーズです。
職人が染色液の色の濃度を変えて重ね塗りをする手染めは、非常に手間と時間がかかりますが独特なムラ感を表現することが可能で新品ですがビンテージ感が楽しめます。
また手染めはエイジングとの相性が良い!
そもそもエイジングに優れる素材をベースにしている上に手染めにより更に味わい深い表情への変化で楽しませてくれます。
手染めシリーズは財布のタイプとカラーバリエーションが豊富です!
「感性」により「完成」させる手染めは職人のセンスが非常に大事!
ここまで男前な財布が完成させられるのはMOTOの職人が抜群にセンスが良い事が伝わります!
財布の名前の数字の後ろに「D」と「手染め」と表記されている商品が手染めシリーズです。
カブセ蓋財布フルベジタブルタンニンシリーズ(数字後C表示)
税込26,000~34,000
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カブセ蓋タイプの財布で素材にフルベジタブルタンニンレザーを使っているのが、財布の名前の数字の後ろに「C」表示があるカブセ蓋フルベジタブルタンニンレザーシリーズです。
カブセ蓋はブラウンカラーで、本体部分がカラフルなカラーを採用した2トーン仕様となっており、このバランスがどこかアンティーク調を感じさせてくれます。
エイジングもカブセ蓋のブラウンとカラフルな本体で多少異なりますので、2色の変化を楽しむ事が可能。
とくに本体カラフル部分はかなり色味が変化してくれるのでアンティーク調を更に強くしてくれる。
カブセ蓋財布って意外と皆が使っていない「穴場」的な財布タイプ!
特にMOTO製は種類が豊富でかなり格好良いのでオススメ!
財布の名前の数字の後ろに「C」と表記されている商品が、カブセ蓋財布フルベジタブルタンニンシリーズです。
クロムエクセルシリーズ(数字後E表示)
税込24,000~25,000
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MOTO製レザーアイテムの中でも特に古株でMOTOの「定番」と言われているのがクロムエクセルシリーズです。
100年以上も革を作るアメリカの企業HORWEEN(ホーウィン)社製の男らしい牛革を使用。
ホーウィン社と言えば貝(シェル)の様に美しく輝く高級品シェルコードバン(馬革)を作っている事で世界的に有名!
ちなみにシェルコードバンを使った財布は下記の記事で詳しく紹介しております。
今回使用しているホーウィン社製の革はそんなシェルコードバンに勝るとも劣らない魅力を持つ牛革クロムエクセルレザー!
特別に調合したオイルをたっぷりと含み革の厚みが2mm以上もあるので、無骨で男らしい雰囲気を放つ革財布に仕上がっております。
使い込むとエイジングによりオイル感のあるツヤが出てきて、よく触る部分は色味が薄まりグラデーション模様となります。
イメージとしてはバイカーが持っているレザーアイテムの様なワイルドで男らしい雰囲気!
財布の名前の数字の後ろに「E」と「クロムエクセル」と表記されている商品がクロムエクセルシリーズです。
ナチュラルレザーシリーズ(数字後アルファベット表示なし)
税込13,500~34,000
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上質な牛革を使った本当にシンプルなシリーズがナチュラルレザーシリーズです。
素朴で温かい雰囲気とシンプルデザイン、ピンクを含む豊富なカラーバリエーションはちょっと男っぽい革財布を探していた女性にも最適と言える!
外装と内装共にイタリア製の牛革フルベジタブルタンニンレザーが使われている事で、素朴な雰囲気ながらもしっかりと上質感、高級感が感じられます。
MOTOの財布では今まで「手染め」や和紙の様な質感とスモーキーな表情の「マットバケッタレザー」の財布など特長的な紹介してきましたが、このナチュラルレザーシリーズでは強い特長はないものの、MOTOの原点の様な原始的な雰囲気が感じられる財布が揃っている。
原始的で強い財布ですので、使い込む際にどうしても付く小キズさえも味わいとしてしまいます!
もちろんエイジングも素晴らしい!
財布の名前の数字の後ろに「表記なし」の商品がナチュラルレザーシリーズです。
独自ブランドMOTOR(モーター)
税込31,000~39,000
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ウォレットチェーンが付けられるバイカー向けの革財布を制作しているのが、MOTOが展開するオリジナルブランドのMOTOR(モーター)です。
MOTOの財布に比べて925シルバーが少し多めに付けられており、ロングウォレットでは925シルバー製コンチョが2つ、唐草模様刻印の925シルバー製トライアングル型リングが1つ付いています。
素材はクロムエクセルレザー(牛革)が使用され、バイカー向けらしい無骨で男らしいデザインでビンテージ感が漂います。
バイクに乗る際にカサ張りが少なくなる様に薄型設計ですので携帯性がよく、また収納力も十分にあります。
MOTOR(モーター)は財布の他にもブーツやジャケット、革製品以外にもデニムやシャツなども展開している。
MOTOに比べてかなり「男らしさが強い財布」が出ております。
財布の種類が少ないので選びにくいですが、MOTOにはない魅力があるのも確かです!
独自ブランドMOTORATORY(モトラトリー)
税込18,000~25,000
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MOTOの今後の可能性を発見するために試作品的な財布を展開するのがMOTORATORY(モトラトリー)です。
ブランド名はMOTOにLABORATORY(実験室)を組み合わせた、そのスタイルを象徴する造語です。
L字型の長財布とハーフサイズ財布を出しており、素材にドイツ製の明るく美しい発色のシュランケンカーフ(牛革)や、アフリカに生息する動物クーズーの革、MOTOグループでは定番のクロムエクセルレザーなどを使った豊富な種類から選ぶ事が出来ます。
L字財布は形としてもオシャレで携帯性が良い薄型ですのでオススメです。
MOTOでは取り扱っていないグーズレザーや鹿革などが出ているので一見の価値ありです!
スペシャルシリーズ(年末登場)
税込約21,000~84,000
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毎年11月下旬頃(クリスマス時期前)に合わせて登場するスペシャルシリーズが存在します。
2018年、2019年、2020年に登場し、すぐに完売してしまうヌメクロコシリーズや、2019年、2020年に登場のオイルエレファントレザーシリーズなど、クリスマス限定となるスペシャルな財布が登場!
更に、意外とMOTOでは使っていない高級革財布の人気レザーとして知名度が高い、英国牛革ブライドルレザーを使った財布も過去に登場しております!
参考 所有者が解説!ブライドルレザーの財布おすすめ9選と経年変化!
限定品なのでもちろんいつも買える事はなく、公式ページでも普段は出ていなく11月下旬になると登場して購入可能となりますが、とにかく反響が大きく狙っている方が多いのでクリスマスまでに手に入れたい方はすぐに予約を入れないと、手元に届くのは年越し後となってしまいます。
実際に2020年の場合は、クリスマス前に届く予約は予定より一週間以上も前に上限に達して打ち切っていました!
クリスマス前になるとどの様なスペシャルシリーズが出るのか楽しみです!
普段牛革を中心に使用しているMOTOですが、このスペシャルシリーズではエキゾチックレザーも取り扱います!
motoの時計・アクセサリー・服
税込21,000~52,000
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MOTOは財布の他にも腕時計やブレスレット、レザージャケットやデニムパンツなども手掛けております。
腕時計はスマートウォッチが勢いを増している時代に、逆に革のベルトが似合うアンティークなデザインで男のこだわりの逸品を演出してくれます。
また手染めによる極上のムラ感を持つレザージャケットは、そのムラ感が楽しめる面積の大きさは財布の比ではなく、エイジングもとことん楽しめます!
他にも靴下やTシャツやニット帽なんかも出ております!
イチ押しはやっぱり1920年代のアンティーク時計を彷彿とさせる腕時計!
MOTOの革財布のお手入れ方法(メンテナンス)
MOTOの財布で使っている革はオイルを含む上質な素材ですので乾きにくく、更に手の油分がメンテナンス効果があるので使うだけでメンテナンスとなります。
頻繁にメンテナンスをする必要がなく購入後もとても楽です。
なのでメンテナンスの頻度は年に1回、または革に乾きを感じた時に革の栄養クリーム塗って下さい。
ポイントとしては少量の栄養クリームをクロスに馴染ませ、財布の表面に円を描く様に塗るだけで良いです。
MOTO推奨のメンテナンス用具も公式サイトで紹介されております。
MOTOの取扱店
MOTOのお店は以下の4店舗があります。
- 鳥取県米子市篠津町「MOTOSTYLE-STORE(モトスタイルストア)721」
- 岡山県岡山市北区野田屋町「MOTOSTYLE-STORE(モトスタイルストア)岡山店」
- 鳥取県米子市四日市町「LEATHER&SILVER(レザー&シルバー)MOTO」
- 東京都港区北青山「LEATHER&SILVER(レザー&シルバー)MOTO」
- 東京都港区南青山「MOTOSTYLE-STORE(モトスタイルストア)MOTOR・MOTORATORY」
直接見たいという方はお店に行くのも良いと思いますが、公式サイトの見方もこの記事で良く分かったと思います。
交通費も節約出来るので実物をどうしても見たいという方以外は、公式サイトでの購入がオススメです。
まとめ
MOTOの全シリーズとスペシャルシリーズまで詳しく紹介してきました!
アンティーク調やカジュアル感といった各シリーズで異なった魅力がたっぷりで、そのどれもがエイジング能力が高く品質も良いのでとことん使い倒しながら変化を楽しめます!
シンプルなので流行り廃りの影響も受けず、カラーバリエーションが豊富なので男性だけでなく女性にもオススメ!
財布タイプも豊富なので好きな形で好きな色の革財布が手に入りやすいです!
MOTOは世界初となる革の美術館(レザーアートミュージアム)「本池美術館」を建設中!
ますます今後の活躍が気になる注目もブランドと言えます!
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